空冷式エンジンと水冷式エンジンのメリットとデメリットは?

sawa

空冷式エンジンと水冷式エンジンってなんのこと?

それぞれのエンジンの長所と短所って?

空冷エンジンと水冷エンジン聞いたことはあるけど,実際のところ何が違うのか疑問に思ったことはないですか。

 

今回は「空冷エンジンと水冷エンジン」について分かりやすく説明していきます。

 

これを読めば誰でもあっという間に理解できます!

空冷エンジンとは?メリットとデメリットを紹介!

空冷エンジンとは,簡単に言えばエンジンの熱を大気に放出するエンジンのことを言います。

 

シリンダーヘッドやシリンダー表面にたくさんの「冷却フィン」を設けることで走行時にエンジンに当たる風(空気)が冷却フィンの隙間を通り,エンジンの熱を奪って冷やすという仕組みです!

 

ちなみにフィンとはエンジンのシリンダーの溝の部分のこと!

 

空冷エンジンのメリットとは?

  • 軽量
  • コストが抑えれられる
  • メンテナンスがしやすい
  • 冷却フィンがあることで迫力のあるエンジン

 

空冷エンジンは水冷エンジンのようにエンジン内部に水路を設ける必要がないので,エンジンの構造はシンプルで製造コストが抑えられるだけでなく,整備性にも優れ,軽量というメリットがあります。

 

ちなみに私が乗っているXL1200Xは空冷エンジンになります。

 

空冷エンジンはシリンダーに冷却用のフィンが有るのでエンジンの形がカッコ良いです!

 

空冷エンジン自体の持つ存在感,その美しい造形美は多くのファンに支持されています。

 

空冷エンジンのデメリットとは?

  • 冷却能力が低い
  • エンジンの騒音が大きい

 

エンジンが高性能になるにつれ発熱量も多くなり,空冷式では効果的にエンジンの熱を冷やすことができず、水冷エンジンに比べエンジンの騒音が大きくなります。

 

また,高出力エンジンであればエンジンを冷やしきれずにオーバーヒートしやすい。(あくまでも水冷エンジンと比べてです)

「水冷エンジン」とは?メリットとデメリットを紹介!

水冷エンジンとは,発熱するエンジンを効率よく冷やすために,エンジン内部に冷却水が通る水路を設けたエンジンです。

 

水冷エンジンを簡単に言えば熱を水で冷やすってことです!

 

エンジンが高出力になればエンジンの発熱量も増大し、過度にエンジンが高温になればオーバーヒートなど様々なトラブルが起こります。

 

その熱を水冷エンジンは空冷エンジンよりも効率よく熱を冷やすことができます。

 

水冷エンジンは外気温に影響されにくく,安定した冷却を行うために,シリンダーやシリンダーヘッドに専用の水を通して冷却する仕組みになっています。

 

水冷エンジンの仕組みを簡単に説明するとエンジンの熱を一旦水に移し、熱くなった水をラジエターに送って放熱させ,冷めた水は再びエンジンに戻され循環するようになっています。

 

水冷エンジンのメリットは?

  • 冷却能力が高い
  • エンジンの騒音が小さい
  • エンジンがコンパクト

 

水冷エンジンの一番のメリットは空冷エンジンに比べて熱を冷やす能力が高いことです。

 

つまり高出力のエンジンでもオーバーヒートしにくいため,水冷エンジンは空冷エンジンよりもパワーがあるエンジンを採用することができます。

 

そして,水冷エンジンはエンジンの騒音が空冷エンジンに比べて小さいことです。

 

水冷エンジンのデメリットは?

  • 重量が重い
  • コストが高い
  • メンテナンスに手がかかる
  • エンジンの迫力に欠ける

 

水冷エンジンは構造が空冷エンジンに比べて複雑になるのでエンジンの重量も重くなりコストも高くなります!

 

また,空冷エンジンに比べて冷却水などのパーツのメンテナンスを定期的に行わないといけないです。

 

水冷エンジンはエンジンシリンダーの外壁に冷却フィンがないのでエンジン自体が小さく見えて迫力に欠け見た目のデザインも悪いです。

 

アメリカンバイクは迫力も大事なことから空冷エンジンを採用しているのかもしれないですね。

 

まとめ!

いかがだったでしょうか!

 

今回は「空冷エンジンと水冷エンジンについて」紹介をしました。

 

最近は音量規制や排気ガス規制などが厳しくなり,それに対応できるのは水冷エンジンなので,これからは水冷エンジンが主流になる時代が来るのかもしれないですね。

 

ちなみに車では水冷エンジンがほとんどで空冷エンジンは現行ラインナップから姿を消しているみたいです。

 

個人的にはあの空冷エンジンの造形美に惚れているので,バイクはまだまだ空冷エンジンを採用し続けてほしいものです。

 

ではでは〜今日はこのへんで〜またね〜( ^ω^ )

END

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