4ストロークと2ストロークエンジンの違いを分かりやすく解説!

sawa

4スト?2スト?なんか聞いたことはあるけど一体なんのこと?

4ストのエンジンと2ストのエンジンは何がどう違うの?

どっちのエンジンがいいの?

 

そんな疑問に思っている人へ向けて今回は【4ストエンジンと2ストエンジンとは?】について紹介します。

エンジンとは?エンジンの仕組みについて説明!

エンジンって言われても,具体的に何をする部分って疑問に思ったことないですか?

 

エンジンとはバイクが動くためのエネルギーを生み出す部分いわば心臓といっても過言ではありません。

 

ただ,このエンジンの仕組みを知らないと4ストエンジンと2ストエンジンがどんなものか理解できないので,簡単にエンジンの仕組みを説明していきます。

 

レシプロエンジンとは?

バイクも車もレシプロエンジンというエンジンを採用してます。

 

レシプロエンジンとはピストンの往復運動をコンロッドがクランクシャフトに伝えて回転運動に変えてエネルギーを生み出すエンジンのことです。

 

詳しくその仕組みを説明します。

 

往復運動を回転運動に変える仕組みは,シリンダーという筒の中に空気とガソリンの混合気を入れて,これをピストンで圧縮した後にスパークプラグから火花を飛ばし点火・燃焼させ熱エネルギーを発生させるようになってます。

 

その燃焼ガスが熱で膨張することによりピストンが上下に動き,その動きをコンロッドからクランクシャフトに伝えて回転運動に変えます。

 

以下に簡単に流れをまとめました。

4行程がエンジンがエネルギーを生み出す一連の仕組み!
吸気】→【圧縮】→【燃焼・膨張】→【排気】

 

では!4ストエンジンとは?

正式には4ストロークエンジンって言うのがホントみたい。

 

ピストンが4ストローク(2往復)して,1つの作動サイクルを完了するエンジンが4ストロークエンジン。

 

【吸気】→【圧縮】→【燃焼・膨張】→【排気】の4行程をピストンが2往復する間に完了し、その間にクランクシャフトは2回転します。

 

例えばクランクシャフトが1分間に5000回転すればピストンも5000回往復することになるります!

 

クランクが2回転するごとに1回の燃焼(爆発)が起きるように設計されています。

 

ではでは!2ストエンジンとは?

【吸気】→【圧縮】→【燃焼・膨張】→【排気】の4行程をピストン2往復(4ストローク)で行うのが4ストエンジンだけど【吸気・圧縮】→【燃焼】→【排気】→【掃気】をピストン1往復(2ストローク)で完了するのが2ストエンジン。

 

簡単に言うと4ストエンジンがピストン2往復で1回燃焼を行うのに対して2ストエンジンはピストン1往復で1回の燃焼を行うことになります!

 

4ストエンジンの倍の回転数になり,小排気量でも高出力が得られる高回転型エンジンだということになります。

 

4ストエンジンのメリット・デメリットとは?

4ストエンジンのメリット!

  • 排気ガスをクリーンにしやすく燃費が良い
  • エンジンが効率良く力を発揮する回転幅が広い

 

4ストエンジンでは吸気口には吸気バルブ,排気口には排気バルブがそれぞれあり吸気バルブは吸気の時,排気バルブは排気の時だけ開き混合気と燃焼ガスの吸気/排気を行い2ストに比べ排気ガスが綺麗。

 

簡単に言うと回転数を上げなくてもストレスなく安定して走れます。運転しやすいです。街乗りなどであまりスピード出せない人は絶対に4ストエンジンがオススメ!

 

4ストエンジンのデメリット!

  • 2ストエンジンに比べてスピードが出づらい
  • エンジンを構成している部品が多いためエンジンの重量が重くなる

 

2ストエンジンの半分の回転数になるため同じ排気量でも時速80キロまでスピードを出そうとしたら2ストの方が早く80キロが出せるということになります。

 

2ストエンジンのメリット・デメリットとは?

2ストエンジンのメリット!

  • スピードが出しやすい!
  • 4ストエンジンに比べてエンジンの重量が軽い!

 

4ストの回転数の2倍回転することになるので小排気量でも高出力が得られる高回転型エンジンになるのでスピードが出しやすくなる。

 

サーキットなどで走る小排気量のバイクはいかに一つ一つのパーツを軽くして馬力を上げるかが大事になるので2ストエンジンのような軽くて高回転が得られるエンジンは重宝します。

 

2ストエンジンのデメリット!

  • 燃費が悪い!
  • 排気ガスが汚い
  • 低速での扱いが難しい!
  • オイルの追加が必要!

 

2ストエンジンの構造上、4ストエンジンほどには圧縮比を上げることができず,熱効率も低く燃費が悪い。

 

4ストエンジンのように吸気・排気を制御するバルブがなく,シリンダー壁面に設けられた吸気・排気・掃気ポートをピストンの上下運動によって開け閉めし,シリンダーに混合気を取り込み,燃焼ガスを排出する仕組みであるため排ガスには未燃焼ガスが多く混ざるため排気ガスが汚くなります。

 

排ガス規制を機に2ストエンジンはあまり見なくなり4ストエンジンが主流になっているのもこれが原因です。

 

高回転域であれば力を発揮するのだが低回転ではもたつき,扱いが難しい!街中などストップアンドゴーが多い環境では不向きです。

 

オイルも少しずつですが燃焼して消費されるため4ストエンジンに比べオイルの減りが早いです。

まとめ!

いかがだったですか!

 

今回は「4ストエンジンと2ストエンジンの違い」を紹介しました。

 

個人的にサーキットなどでスピードをガンガン出して走るのでなければ4ストエンジンのバイクをオススメします。

 

実用的な移動手段として乗るなら4ストエンジン,趣味でスピードガンガン出してブイブイいわせたい人は2ストエンジンって感じかなと個人的には思います。

 

4ストエンジンと2ストエンジンの違いについて知りたい人への参考になれば嬉しいです。

 

ではでは〜今日はこのへんで〜またね〜( ^ω^ )

END

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