ども,sawaです。
このブログを読んで頂いている人はバイクに乗っている人またはこれからバイクに乗ろうと思っている人がほとんどだと思います。
そこで皆さんに質問です。
「もし一緒にツーリングに行っている大切なバイク仲間がバイクで転んだらあなたはどうしますか?」
急に聞かれると「まず、何をしたら良いんだろう?」と思う人が多いのではないかと思います。
「そんなのまず救急車でしょ!」って思っている人でも、その場に遭遇すると頭がパニックになり何もできずに呆然となりがちです。
これからバイクに乗って楽しもうって思っている人には想像したくないことだと思いますが、バイク自体決して安全な乗り物ではありません。
万が一バイク仲間が目の前で事故に遭う可能性はゼロではないです。
その万が一の可能性をゼロにすることは不可能。
いつ自分の身に降りかかってくるかわかりません。
その事故でバイク仲間が負傷したり、あるいはもっと悲惨で意識不明や心停止の状態に陥ることもあるかもしれない。
そういった時、自分には何ができるか?
バイクに乗っている人もしくはこれからバイクに乗ろうと思っている人は一度考えておくべきことだと思います。
その時の自分の対応次第で仲間を助けられる可能性が高くなるかもしれないからです。
来るかもしれない最悪な事態を想像しておくことが仲間の命を繋ぐ!これこそがファーストエイドの第一歩。
想像しておくだけで本当にそういう場に遭遇した時、ただオロオロするだけの何の役にも立たない人ではなくなります。
一般社団法人の日本組成協議会(JRC)では,ファーストエイドを「急な病気やケガをした人を助けるためにとる最初の行動」と定義しています。
つまり、心肺蘇生や止血などの救命救護や応急処置だけがファーストエイドではなく、「ケガをした人に声をかける」「携帯電話で救急車を要請する」「AEDを探す」ということもファーストエイドに含まれます。
救急車が事故現場に到着するまでにかかる所要時間は大体8~7分かかります。
これを考えるとパニックになってオロオロしてる暇はないです。
ファーストエイドは救急隊員到着までの重要な時間となるのです。
バイク事故!まずするべきことは?
バイク事故をしたときにまず最初にすることは以下になります。
- 現場が安全か?
- 意識はあるか?
- 呼吸はあるか?
- 出血はあるか?
バイク事故現場が安全か?
まず最初は、事故現場が安全なのかを確認する必要があります。
基本はケガの状況が分かるまではケガ人は動かさない方が望ましいですが道路上で後続車がある場合や近くで火災が発生している時などはケガ人を安全な場所に移動させることを検討します。
ケガ人を移動させる場合は、首を動かさないように両肩背中側を持ち、自分の体重と足の力で後方へ引きく。両腕でヘルメットを挟んで固定します。
バイク事故でのケガ人は意識があるか?
バイク事故現場の確認をした後は、バイク事故でケガをした人の意識があるかを確認します。
倒れている人の耳元で声をかけ、軽く肩を叩く。
ケガ人が首を捻って頸椎などにダメージを与えないようにできれば顔の方から呼びかけます。
発声できなくても目で応えてくれることもあるのでしっかりと観察。
意識がない場合は,救急車を要請!
救急車を要請する場合は、分かりやすくしっかりと状況を説明できるように一旦冷静になることが大切です。
また、近くに公共施設などがあればAEDを探しに行きましょう。
AEDを探しに行く場合は、周りに助けを求めケガ人が1人にならないように注意!
バイク事故でのケガ人は呼吸があるか?
ケガ人の意識がなく救急車を要請した後は、ケガ人が呼吸をしているかを確認!
心拍と呼吸が停止している場合は胸骨圧迫(心臓マッサージ)と人工呼吸をする必要がありますが、これに関しては講習会などで覚えておく必要があります。
ケガ人の呼吸が確認できる場合は、気道の確保。
人間は意識が途絶えると、下アゴの緊張が緩んで舌が落ち、気道を塞いでしまいます。
気道の確保は、首をそらしてアゴを持ち上げるようにします。
必要に応じてヘルメットを脱がせましょう。
バイク事故でのケガ人は出血があるか?
大出血の場合、現場で止まることはまずないが、全血液量の約30%が失われると生命の危険があるので圧迫して出血を減らすようにします。
119番通報での対応の仕方!
指令センター
119通報者
指令センター
119通報者
指令センター
119通報者
指令センター
可能な限り指示に従い、救急車のサイレンが聞こえたら誘導する。
ケガ人のヘルメットは脱がした方がいいの?
出血や嘔吐がなければ無理に脱がせない!
ヘルメットを脱がせる場合は以下の状態の時!
- 意識がない
- 呼吸がない、または呼吸が不規則
- 口の周りに吐しゃ物がある
- 鼻や口から出血している
他の人のヘルメットを脱がすのは難しく、強引にすると装着者の顔や首にかなりの力がかかることもある。
転倒の衝撃で頸椎や脊椎などに損傷のあるライダーに、そのような力がかかることで、ケガの状態をさらに悪化させてしまうこともあります。
事故や転倒に遭遇し、その時に他のファーストエイド実践者がケガ人のヘルメットを強引に脱がせようとしていた場合は教えてあげることでケガの悪化を防ぐことができます。
もしヘルメットを脱がさなければいけない状況であればなるべく2名で協力して、チークパッドを外して隙間を作ってから脱がせるようにしましょう。
まとめ!
いかがだったですか!
今回は「バイク事故に遭遇した時の対処方法」を紹介しました。
胸骨圧迫(心臓マッサージ)などは講習会で学んでいなければ正直、その場で実践するのは難しいです。
でも,ファーストエイドには知識として学んでおくだけでも、いざというときに使えるものもあります。
上記でも説明した救急車の要請。これは携帯電話があれば誰でもできます。
またはケガ人を危険な場所から安全な場所に移動させることも!
自分が冷静にこれらの行動をすることでバイク仲間の命が助かる可能性がグンと上がります。
バイクに乗る人、これからバイクに乗る人は一度は考えておきましょう!
ではでは〜今日はこの辺で〜またね〜( ^ω^ )
END
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